「どうしてこの子はやる気が続かないんだろう」
「もっと頑張ってほしいけど、どう声をかければいいのか分からない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、“褒め方” ひとつで、子どものやる気は大きく変わります。
子どもにとって「褒められる」ということは、ただ嬉しいだけではなく、
「自分は認められている」「できたんだ」という 自己肯定感の源 になります。
でも、褒め方を間違えると、逆にプレッシャーになってしまうことも。
今日は、子どものやる気を育てる褒め方 のコツを紹介します。
① 「結果」より「過程」を褒める
「100点取ってすごいね!」よりも
「頑張って勉強したね」「最後まであきらめなかったね」
点数や結果を褒めると、子どもは「できないと褒めてもらえない」と感じてしまうことがあります。
一方、努力や過程を褒めると、子どもは「やってみよう」「次も挑戦してみよう」という気持ちになります。
🔸ポイント:
「〜してえらいね」「〜を続けてるのがすごいね」
「うまくいかなかったけど、工夫してたね」
結果よりも「どんな努力をしたか」に注目して言葉をかけることが大切です。
② 「すごいね!」よりも「どう思った?」を
褒め言葉を一方的に言うだけでなく、子どもの感じたことを引き出す褒め方 も効果的です。
「すごいね!」+「どうやってできたの?」
「うまくいったね!」+「どんなところが楽しかった?」
子どもが自分の中で「できた理由」や「良かったところ」を考えることで、
“内側からのやる気” が生まれます。
③ 「比べない」褒め方をする
つい「〇〇ちゃんより上手だね」と言いたくなる時もありますが、
比べられて育つと「他人と比べて自分を評価するクセ」がついてしまいます。
「昨日の自分より上手くなったね」
「前よりスラスラ書けるようになったね」
こうした「過去の自分との比較」は、子どもにとって最も前向きな褒め方です。
成長を一緒に喜ぶ姿勢が、安心感とやる気を育てます。
④ 「すぐに褒める」タイミングを逃さない
子どもは、褒められた瞬間の記憶 がとても強く残ります。
後で言うより、その場ですぐ伝えることが大事。
「今の挨拶、すごく気持ちよかったよ」
「ありがとうって言えたね、嬉しかったよ」
日常の小さな瞬間を逃さずに褒めることで、
「自分の行動が誰かの喜びになっている」と実感できます。
⑤ 褒める“声のトーン”も大切
言葉の内容だけでなく、声のトーンや表情も大切です。
たとえ同じ言葉でも、温かい声で言うと、子どもの心に届きやすくなります。
「すごいね!」(事務的に) → あまり響かない
「すごいね☺」(笑顔で) → 自信につながる
感情のこもった言葉は、どんなごほうびよりも大きな力になります。
まとめ
褒めることは、ただ「良いね」と言うことではありません。
それは、子どもの努力を見て、認めて、寄り添うこと。
たとえ小さなことでも、誰かに気づいてもらえた瞬間、
子どもは「また頑張ろう」と思えるのです。
毎日の中で、ほんの一言でも「見てたよ」「頑張ってたね」と声をかけてみてください。
その言葉が、きっとお子さんの明日のやる気になります。
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